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2021-05-14

#17 インキュベーション マネージャー | 宇都宮 里実さん

京都移住に向けて、左京区にある宿泊施設HOSTEL NINIROOMに1ヶ月半ほど仮住まいをしていた、さとみちゃん。物腰柔らかで、マイペース。ふら〜っとラウンジに現れては、ごはんを食べたり、お仕事したり。意気揚々と新居探しにお出かけする日もありました。

新居に移り、新しい生活が始まって4ヶ月経った今、改めて彼女から見た”京都暮らし”についてお聞きしました。

<転職を機に京都へ>

株式会社talikiで社会起業家支援をやっています。社会課題を解決したい若手の起業家さんたちを支援するプログラムの運営をしたり、事業の立ち上げをサポートしています。その傍ら、家族やカップルのコミュニケーションをサポートするサービスの立ち上げにも携わっています。

コロナ禍の中、東京での窮屈な暮らしの環境を変えたいと思って、去年の10月に今の会社に転職しました。仕事は基本はオンラインだったんですけど、京都を拠点としているというのもあって、12月に京都に移りました。

<すぐに1人暮らしをしないという選択>

京都では、最初から自分で一人暮らしはしないと決めていました。家を決めるのも、その土地のことはその土地の人に聞くのが一番かな、って。もともと一つのコミュニティ

だけに属するのが苦手で、新しい土地での繋がりも広く欲しかったので、会社の仲間にホステルを紹介してもらいました。

 

<ホステル暮らしから始まった新生活>

シェアハウスやゲストハウスの経験も全く無かったけど、実際に来てみたら、スッと馴染めました。なんだか、よそ者の感覚が無くて(笑)。

NINIROOMでの生活は、共同生活のマナーがあれば良いくらいで、周りの人に生活のペースを合わせることを強要されたりはしない。何も強いられてはいないけど、共有スペースがあったり、人に見られている空間ではあるから、逆に自然と自律して生活リズムを整えられました。

身内感の強いコミュニティじゃなくて、みんなそれぞれ自由に生きてる。でも点と点が重なった時に深い話にができたり、ほど良い距離感でした。

個室と共有空間が分けられていて、かつすぐ側にあるのも良かった。出不精な性格だから、”おうち兼オフィス”でストレスなく部屋からラウンジの移動ができて、気持ちが切り替えられるのも、1人で作業してると集中力が切れちゃう私に合ってたのかも。

<京都での移住生活>

今は市街地にある新居に住んでいます。ホステルに滞在しているときは、よく鴨川から北山を眺めていたので、今マンションから山の上の方しか見えないのが少し寂しいです。

新居に移ってから気づいたんですけど、ふと一人になった時に、頼れる人が近くにいなくて心細くなるときが無くはないですね。この前、会社のプチ合宿で久しぶりにNINIROOMに泊まった時にスタッフさんと「最近どう?」みたいな話をして。新しい土地でそういう話ができる人たちが近くにいるのは、大切だなって。NINIはプチ実家ですね。

この先京都でやりたいことは具体的には決めていないです。ただ、talikiを社会に広げていくことと、自分が作りたい事業を形にすることはやっていきたい。その延長線上で、将来、場づくりはしたいです。そこはやっぱり京都がいいなって思います。

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