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2022-01-20

#24 起業家 | 大久保 迅太さん

今は、スタートアップを支援する会社で働いていて、ここしばらくは実家がある神奈川の相模原からテレワークしていました。でも実家にいるとなかなかスイッチが入らなくて。環境を変えたいなと思って京都に来ました。もともと所属は京都にあるオフィスだったので、いっしょに働いているメンバーも京都にいます。

その会社以外に「草ストロー」を販売している、HAYAMIという会社も経営しています。
もともと、学生時代の留学やインターンの経験から、サステナビリティについての取り組みが海外に比べて日本は遅れていることを実感していました。自分にもなにかできることがないかと考えている時期に、ベトナムでたまたまこの草ストローに出会ったのが起業のきっかけです。

草ストローは、脱プラスチックの流れを受けて、現地の農家の人たちが、その地域で栽培される植物を活用できるんじゃないかと作ったのが始まりです。でも、まだ発展途上のベトナム国内じゃ売れないし、アメリカやヨーロッパは遠い。そこで、ためしに日本で売ってみようということになりました。最初は、正直どうだろうと思ってたんですけど、サンプルをいろんな会社に送ってみたら思いのほか、反応が良くて。いまは、より取引がしやすいよう法人化して、農大生の弟がCEOをやっています。

一緒に経営しているメンバーは、弟のほかに親友のミンがいます。彼と初めて会ったのはベトナムに向かう飛行機の中なんです。たまたま隣の席に座ってて。すごいたくさん話しかけてくるので、最初は怪しいなあ~って思ってたんですけど(笑)。でも、4時間のフライトの間に意気投合して、結局その日のうちにミンの実家まで行きましたね。すごく良い家族で、料理をつくってくれたり、いろんなところに連れて行ってくれたりしたんですよ。そのあとも、家族ぐるみで何回か旅行にいったり。そんな風に付き合っていくうちに、この人と一緒に仕事がしたいなと思うようになりました。文化が違うのでぶつかることは多いですけど、友だちとしても仲良くやってます。

今後は、四条大宮のあたりに住もうかなって思ってます。京都で暮らし始めたら、仕事の合間に鴨川で読書したり、夜はバーベキューしたり。そんな生活がしたいなあ。あとは、海外の人が集まるようなバーにいって、友だちをつくったりもしたいですね。完全なひとり暮らしは初めてなので、ちょっと不安もありますけど…。出張も多いので、しばらくは東京と京都を行ったり来たりの生活もありかなって思ってます。

飽き性なとこがあるので、将来的にずっと京都に住むっていうのは考えてなくて。いつか、海外の大学院に行きたいと思っています。一つの場所にこだわるというよりかは、いろんなところに住んでみたいですね。

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