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2019-03-16

#07 空間デザイナー | 溝端友輔さん

今はホテルの内装監理をやらせてもらっていて、1ヶ月半くらい京都に滞在してます。業務の内容は簡単に言うと、建物が図面通りにつくられているか、監理する業務です。
このホテルは「旅人がパトロンになれるホテル」で、1部屋1アーティストとコラボしていて、宿泊費の一部がアーティストに還元されて彼らのベーシックインカムになるという、ちょっと変わったホテルです。この運営をしてるチームに建築のメンバーが足りないってことで参加したら、いきなり京都のプロジェクトを担当することになりました。
すごく多様なジャンルで、15人のアーティストと15人のアートディレクターが組んで2部屋ずつ+1部屋のスイートルームがあるので合計31部屋です。ホテルで、31部屋あって、全部仕様が違うって変わってますよね。今回途中から入ってるので、なかなか難しいところもあるんですけど、楽しくやってます。

京都って意外とひとりでいける店って少なくないですか?つらいです。行きつけの店みたいなのが作りづらいなと思って。平日いいなって思った店も、土日は観光客でごった返してたり。そこで寂しさをすごく感じちゃいます。仕事ですごいコミュニケーションをとってるから、今はそんなにコミュニケーションとりたくないんで、適度に空いてて、たまに店員さんと話す、くらいのゆるい感じを理想としてるんですがあまり見つけられずに終わりそうです。ひとりだとラーメンとかが多くなって、「すがり」ってところのもつ焼きのラーメンがよかったです。あと、関西の友人と食べに行った山椒鍋の「とり粋」。山椒が好きだったら、もう絶対おすすめです。

自分でやってるプロジェクトでは、最近、友達からの紹介で地方案件が多いです。実際地方って建築系の会社が少なかったり、相談できる人がいないみたいで、そうなると僕はそんなにぎちぎちに仕事いれずにフラフラ働いてるんで、相談しやすいみたいです。都内の仕事でなんとかして、地方の仕事は旅行感覚というか。岐阜とか長野とか、出張中にさらにどっかへ出張するみたいな、よくわからないことになってます。それがすごく楽しみですけど。このホテルのプロジェクトも1ヶ月住んでる感覚で京都にいるなんてすごくいいなって。でも・・そんなに楽しめてないけど。

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